色彩検定 1級2次試験について
(過去記事のほぼコピペです)
2014年に色彩検定1級2次に合格しました。その時の対策をせっかくなので思い返しつつまとめてみました。
準備するもの
- 公式テキスト1~3級
- 公式過去問(できるだけ多く)
- 市販問題集(ぼったくり価格でないもの1冊)
- 新配色カード199a
- はさみ
- テープのり
2次試験でも選択や筆記で用語を答える問題があるので公式テキストは必要です。
過去問題集に関しては公式過去問をできるだけ多くの年度を揃えたいところです。その他の市販問題集は1冊で十分だと思います。Amazon等でぼったくり価格で出てるものもありますが買わないようにしましょう。ちなみに『色彩検定1級2次徹底攻略模擬テスト問題集―A・F・T公式テキスト「改訂版」対応』が現在ぼったくり価格で出品されてます。この問題集は去年使いましたが、問題の日本語が分かりにくいものが多かったりで、正直全然おおすめできないです。
新配色カード199aは3セットくらいは余裕を持って用意しておきたいところです。
はさみは軽くて手に馴染むもの。オススメ
のりは絶対にテープのりです。これがあるだけで速度が違ってくるはず。こんなの
必要知識の暗記
重要
- PCCS色相環
- PCCSトーン配置図
- PCCS明度表
この3つは試験開始時にメモ欄に即行で書けるようになる必要があります。
少なくともこれをまず覚えた上で過去問に挑戦しましょう。
その他
- JIS系統色名修飾語
- トーンのイメージ
- 色彩調和
- 慣用色名-PCCS 相互変換
- PCCS-マンセル 変換表
最近はPCCS-マンセルに関しては変換表が問題に掲載されてるので必要無いかも。
2014年度に作った暗記ツールを置いておきます。スマホ向けに作っていますのでスマホからがおすすめです。
色彩検定1級2次対策用ツール
明度表の書き方(覚え方)
明度表はこんなヤツです。(めんどいので画像で)
以下手順です。
- トーン記号を上から順番に書いていく。(要暗記)
- その左の列に彩度を上から順番に書いていく。(要暗記) (彩度9-8が高彩度、6-5が中彩度、3-2が低彩度)
- 1行目に色相番号を書いていく。同じ明度の色はまとめて。
- 色相8と色相18,20,22の列を埋めていく。(要暗記)
(8の列 語呂合わせ例)
母混む / 箱 名護 無視 / go knights シーツ 都合
8.0,8.5,6.0 / 8.5,7.5,6.0,4.0 / 9.0,7.5,4.5,2.5
(20の列 語呂合わせ例)
巫女が都合 / 群れが巫女妻 / 名護に婿 巫女は苺
3.5,5.0,2.5 / 6.0,5.0,3.5,2.0 / 7.5,6.5,3.5,1.5 - 色相24,16の列はすべて右の値+0.5した値を書いて行く。
- 次に低彩度(p ltg g dkg)の色相4,12の列、2,14の列に右隣(24,16)の列の値をそのまま複写する。
- 低彩度の色相6,10の列に右の値+0.5で埋めていく。
- 中彩度(lt sf d dk)の残りをすべて左列の値-0.5で埋めていく。
- 高彩度(v b dp)の色相2,14を右列の値+0.5で埋める。
- 高彩度の色相6,10色相4,12の列を左の値-1.0で埋める。※但しv4,v12は-1.5
丸暗記が必要なのは1,2,4だけであとは法則性だけを覚えれば明度表を完成させることができます。
語呂合わせはあくまで例なのでこれじゃなくても良いですが、無理矢理でも語呂合わせで覚えた方が覚えやすいと思います。
※ vトーンの奇数明度の覚え方 vトーンのみ色相番号に奇数が存在するので念のために以下の法則で覚えておくと良いです。
色相 | 8 | 6,10 | 4,12 | 2,14 | 24,16 | 22,20,18 |
---|---|---|---|---|---|---|
明度 | 8.0 | 7.0 | 5.5 | 4.5 | 4.0 | 3.5 |
色相 | 9 | 5,11 | 3,13 | 1,15 | 23,21,19,17 | |
---|---|---|---|---|---|---|
明度 | 7.5 | 6.0 | 5.0 | 4.0 | 3.5 |
明度表のv行で
右隣との明度差1.0の時は右セル+0.5
右隣との明度差0.5の時は右と同じ
過去問・問題集の使用について
最初からカラーカードの切り貼りまでしてしまうと、もうその問題は使えなくなりますので、1周目はカラーカードの切り貼りは無しでやるのがおすすめです。
2周目以降でも視感測色の問題に限っては他に練習の手段がないのでカラーカードは切るまでにしといて貼らないようにしとくと何回も練習できて良いかもです。
それから本番では問題用紙への書き込みが禁止とされています。なので練習の時から問題用紙への書き込みをさけるような癖をつけとくと良いです。
ただ個人的には書き込んでも消せば問題無いと思っています。というかややこしい問題だと書かないとやってられません。その場合は薄く書く癖をつけときましょう。
試験開始後の準備について
試験が始まったらいきなり問題にとりかからずにまずは準備が必要です。
これまで覚えた色相環、トーン配置図、明度表をすぐに参照できるように書き起こしましょう。
問題は書く場所です。問題用紙にはメモ欄のページがあるんですが、問題用紙から切り離せないので問題を解く度にめくりつつ参照しては効率が悪いです。できれば問題用紙とは独立したところに書きたいところ。そこで配色カードの活用です。本番でくばられる配色カードですが、このカードの後ろの方にあるPI~FLのカードは使わないため、これを利用します。
こんな感じで。他にも色相環やトーン配置図も書く。
裏は他のカードを使ってのりで固定。
※ただこの方法で本番注意されても責任はとりませんので…
本番手順の一例(時間配分等)
- カンペ作成(8~15分)
- 視感測色以外の問題を解く(カードはまだ貼らない)(30分)
- カラーカード切り貼り(15分)
- 視感測色解答+カード貼り(15分)
- 見直し+余ったカラーカードの余白に解答書き写し(15分)
視感測色はつまると時間を消費しがちな割に、時間をかけたからといって正解に辿り着けるわけでもないので後回しです。 問題解答とカード切り貼り作業は分けた方が個人的にはやりやすかったです。 5に関しては余裕があれば。
私の場合は、2014年度の試験で、2の段階でevergreenの問題で頭が真っ白になって全てが終わりかけましたが、この手順をあらかじめ決めていたのでなんとか持ち直した感じでした。とりあえず頭が真っ白になってもなるべく早めに冷静になるのが重要だと思います。